2016年9月18日 説教「教化される王国」【英語説教日本語訳】(その3)

Kingdom Cultivation   September 18  2016   Rev. Hyung Jin Moon   Unification Sanctuary  Newfoundlan3d PA on Vimeo.png

教化される王国 Kingdom cultivation (その3)

さて、神の国の文化では、連邦の警察はありませんし、連邦の軍隊もありませんので、若いときから、若者たちはコミュニティを守るために訓練しなければなりません。まず初めにどのようにして弾丸を防ぐかを学ばなければなりません。自分を守る方法をまず学ばなければなりません。神の国では、ブラジリアン柔術のようなものがあります。総合格闘技のようなものがあります。射撃のようなものがあります。ハンティング、釣り、農業のようなものがあります。すべての人のおもな訓練としてこのようなものがあるのです。

すべてのコミュニティは自分達の安全を自身で守る責任があるからです。幼い時から基本的な自衛の技術を習得することはコミュニティを構成するメンバーの責任だということです。自主独立です。これが天一国文化の中心をなすのです。

イエス様がもし金貸しを打つ鞭を製造していたらどうでしょう。(笑)イエス様がお父様と一緒に戻られた時、最初に起こした製造業が空気銃の製造だったとしても驚くことはありません。後にはそれが国の防衛産業と共同して韓国民を守るためのバルカン砲を製造することになります。

それを年長のカイン(国進様)がその伝統を引き継いで競争の極めて激しい業界で成功を納めています。お父様の後継者としての私が射撃も射撃スポーツも楽しむうえに人を訓練し修錬する武道を愛することは決して偶然ではありません。

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(スライド写真を指して)この女性はマッケンジー・ダーン、20代の女性です。可愛らしい女性でしょう。むしろ女性らしく見えます。ところが彼女はブラジル柔術の世界チャンピオンなのです。またMMA総合格闘技にも参戦しました。

あるサンクチュアリのメンバーがマッケンジーの柔術教室に参加したと聞きましたが、直接知っているわけですね。いつかここに招待して一緒にトレーニングしたいと思っています。若い女性メンバーは喜ぶと思います。

一見したところ分かりませんが、彼女はこう見えて普通の女性ではありません。若いころから格闘技をしていると根本的に普通の女性と異なってくるのです。絞め技で落としたり関節技で相手の骨を折る力を持つことはいうまでもなく、精神的に違ってくるというのです。

射撃、釣り、狩猟、格闘技を愛する人々が共通して(政治的に)保守的であることは興味深いとことです。もちろんたまにおかしなリベラル支持者もいるにはいますが(笑)。大半は保守的な価値観の持ち主だというのです。過酷な闘いをする人々は往々にして良き家庭人であるのです。良き父親、良き母親であり、子供の教育にも熱心で正しい価値観を教えるといいます。全員が聖人というわけではありません。おしなべてそういうことができるということなのです。釣り、射撃、狩猟やレスリングやブラジル柔術、総合格闘技などの本格的格闘技を愛好する人々はたいてい保守的です。

これは王国文化の一部です。

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(スライド写真を指して)これはロンダ・ラウジーです。彼女も大変な女性です。腕を半分に折られますよ。柔道のオリンピック選手(訳注:北京オリンピック銅メダリスト)でありUFCのチャンピオンです。フェミニストたちはロンダにフェミニストとして振る舞ってほしいのです。男を足蹴にする、男性嫌いの女性になってほしい。ところが彼女は全くそうではありません。女性が優遇されるべきだとは言いません。男性でも女性でもいい試合をして観客を魅了するなら男女の差なくそれに見合う報酬を受けて当然だというのです。

それを聞いてフェミニスト達は、ロンダが自分達を代弁することを懇願します。ところが彼女は現実的です。虚構の世界には住んでいません。現実に常に向き合うことを強いられる過酷な格闘技の世界で生きているからです。それが自分の一部になるのです。自信を与えると同時に謙遜にする文化です。例外もありますが、おしなべてそう言えるということです。

このスポーツに関わる人間は通常と異なる考え方をします。女性でもそうです。精神的、肉体的に異なるのです。この競技の性質によって全く違った神経経路が開発されるのです。幻想に生きることをせず人に助けを求めない闘い抜く精神です。全く異なる人種になるのです。

タイ式キックボクシングも伝統的にハードなスポーツです。しかし多くの人はこの事実をよく知りません。これはチャンピオンのセンチャイです。大変優れた格闘家であり研究家です。小柄ですが大男を倒します。タイ・ボクシングは打撃系格闘技としては最も過酷なものです。蹴りも膝蹴りもパンチでもOKです。顔面への肘打ちも許され、体のどこをけってもいいのです。本当に過酷な打撃系格闘技といえるでしょう。

いまや女性がこの世界に進出しています。全く普通の女性と異なってきます。私はブラジル柔術について多くを語って来ました。この写真は2009年のジョジョ先生の試合の場面です。この上に乗っかっているモンスターのような選手を見てください。このとき先生は試合に負けましたが、このようなスポーツにいま(サンクチュアリの)若者は取り組んでいるのです。非常に危険なスポーツです。真剣勝負です。まやかしではありません。降参を強いられるのです。ここにいる若者の中にも経験者がいるでしょう。

これはジョジョ先生が世界チャンピオンのJTトレスと戦っているところです。

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ジョジョ先生がこれ(ビデオ)を見ていらっしゃるなら茶帯を下さったことに感謝します。すばらしい柔術家です。NINJA(サンクチュアリの格闘技チーム)はまたこの棒術も練習します。フィリピンの格闘技、カリ・エスクリマです。棒やナイフを使う凄まじい格闘技です。こちらの方が強くなるには時間がかからないでしょう。ブラジル柔術は上達するのに時間がかかります。これなら2、3日でかなり強くなります。

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金曜日にカリ、ナイフを持った闘い方と共にこの二本の棒をもった闘いを練習します。私はこれを14歳の時に習いました。仏教の修業で15年間中断しましたが、これを昔、学んでいました。

この(格闘技の)世界にいる人たちは他の人たちとは変わっています。決してリベラルに組しません。修正第2条(銃所持の自由)の支持者です。カリ・エスクリマの達人も武器を扱う達人です。彼らは一般人が自衛のために武器所有することに賛同しています。格闘技の世界はそこにいる人でなければよく理解できないのです。知り合いもいないでしょう。皆さんにとって私が唯一の知り合いではありませんか(笑).

彼らの価値観はほとんどキリスト教徒のそれと重なっています。全く同じといってもいいくらいです。自由と責任。勤勉、誇り、尊敬、誠実さ、真実を追い求める。まやかしを排除する。

お父様が「平和警察」「平和軍」は天一国の文化規範だとおっしゃいました。学校に行くよりも毎日柔術を学ぶ方が子供たちにとってよほど良いというのです。いじめられることがありません。なぜなら反撃するからです。またそれは地域の安全と密接につながっています。それはまことに文化と自然な一体をなすものです。コミュニティの皆が学ばなければならないものです。勤勉さと訓練、結果の理解、意思決定の理解を自然に自分の物にしなければならないというのです。皆さんぐらいの年齢ではすでに柔術の黒帯を持っていなければならないのです。女性の皆さんもそうですよ。

マッケンジー・ダーンが闘う姿を見て下さい。可愛らしいものです。驚くほどではありません。皆さんも必ずできるのです。彼らのように自分もなれたら…と思いながら強い人に憧れるでしょう。あなたも強くなれるのです。幼い時から強くなるということは王国の文化の一部なのです。その文化とは名誉と誠実さを重んじ、約束を守り、熱心に訓練し、年長者を敬い、先生を敬う、文化です。自分に幻想を抱いてはなりません。文化の自然な一部として成長するのです。

お父様が言われる「平和警察」「平和軍」こそ天一国の主要な文化の根本であるのです。なぜなら自分の家、家族、コミュニティを守るということは重大な責任であるからです。ことに自由な社会ではなおさらです。

真剣勝負の格闘技を学ぶとき一体何が身に付くのかというと、判断の大切さを学びます。判断を誤ると死に至るからです。間違えたら終わりですね。落とされてしまいます。

また原因と結果の原則を身をもって学ぶことができます。この動作を間違えると絞められて窒息する、というふうに。経験を通して知るのです。授受作用には因果律が働くことを学びます。
泣いても何の役にも立ちません。私の妻は芸術家です。怖がりなのです。私が机の後ろに隠れて脅かそうものなら「キャー」と叫んで驚くのです。だから息子たち、とくに幼い息子は良くします(笑)。

しかし初めて(柔術の)トレーニングをしたとき相手は女の子だったのですが顔は恐怖でこわばっていました。私はその様子をビデオに収めました。第三者的な状況を知らせるためにです。インターネットには出しません(笑).

妻が闘っている時どのような表情をしているのか見せました。その(恐怖の)表情が相手を活気づかせるでしょう。もしとんでもない恐怖の表情を相手に見せるとしたら、相手は「よし、倒してやろう」となるでしょう。それを隠さなければなりません。強くなければならないのです。たとえ攻撃されていても我慢しなければならないというのです。強く見せなければなりません。表情を作る筋肉を主管しなければなりません。表情を変えるなというのです。強くあれと。

それは内面の表れです。皆の前で恐怖に震える姿をさらけだして構わないのか、それともそうはありたくないと思うのか。そういう表情を表に出していると悟ればそれを意識的に抑えるよう心掛けねばなりません。彼女は今では恐怖を見せるようなことをしません。マウスピースをしてサムライのような顔をして闘っています。全く変わりました。恐怖でアーッということもありません。強く、パワフルで美しく、セクシーです。オー、マイゴッド!
といっても、これは淫らに神の名を唱えているのではありません。神様を讃美してるのです。
妻を与えて下さったことに感謝しています。

心に体を屈服させる。ファンタジー対現実です。先週の証、韓国語での説教でも言っていましたが、妻は自分をタフだと思っていたのです。しかしトレーニングを始めてみて自分の無力さに気が付いたというのです。現実に直面してみなければなりません。文字通り現実と向き合うのです。とんでもなくか細い女の子がまったくタフになりました。マリアンはどこにいますか?

マリアンは小柄で、優しい女の子です。最初すべての他の女子に負け続けたのです。ところが彼女はあきらめませんでした。「降参」しても次も、その次も来るのです。勝っていた女の子ももうマリアンとは試合したくないと逃げ出す始末です。来る日も来る日も練習を続け今ではすっかり変わりました。驚きました。

心構えが違うのです。文化の心構えが違うというのです。精神的強さと肉体的強さを習得します。練習の後の痛さを快く感じる人は何人いますか?2年も続ければそういう心境になるのです。健康体に病みつきになります。精神的強さと肉体的強さを体得すれば感情をコントロールできるようになります。最初どれほど恐ろしかったですか。

テニスをするのではありません。格闘するのです。倒すか倒されるかの世界です。ピンポンで打ち負かすというのとは違うのです。殺すか殺されるかというのです。だから恐怖心を克服しなければなりません。

ギャロップの調査でも幼いころから恐怖心を植え付けられ社会的安全を求めて民主党に投票するようになっているといいます。文化的にすべての女性が真剣勝負の武道などを学ぶようになれば、より保守的な考え方に変ります。現実と向き合うことによってより保守的になるということです。馬鹿な選択をすれば命にかかわるとすればどうですか。負けるだけです。結果を想定しなければなりません。

感情を主管せよというのです。世間は簡単に皆さんの感情を操ることができるのです。さまざまな政治宣伝で女性の感情を操ります。ああ、あなたは1ドル当たり70セントしか払ってもらっていないのですか、中央政府の力で、税金の力でもっともらえますよ、などといって。

私は感情に支配されません。今週練習に行きたくない、それがどうしたというのか、やはり練習には行くのです。痛みがあっても練習は休まない。痛みをとる一番良い方法は練習することです。

つづく

翻訳:サンクチュアリNEWS管理人

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